東京都内に24の認可保育園と認定こども園を運営する社会福祉法人 東京児童協会では、地域の子育て家庭と交流を図るための活動を積極的に行っています。
今回は、たいとうこども園にて開催された水遊び広場についてレポートします。この日は、この地域で子育て中の18組の家族が遊びに来てくれました。
園庭での水遊び
たいとうこども園には、広い園庭があります。今回は、そのスペースを活用して水遊びを行いました。
暑い時期、なかなか公園遊びも難しい中で、思いきり水遊びができるというのは、お子さんだけではなく親御さんにとってもうれしいですよね。
普段、園児たちが使っている水遊びアイテムも豊富にあるため、集まったお子さんたちも楽しそうに遊んでいました。
先生方と一緒に水鉄砲で遊んでみます。水の入れ方、使い方を真剣に聞いていますね。
この日の気温は34度。とっても暑いので、テントの中で日光を遮り、暑さ対策も万全です!
室内では、絵本の読み聞かせや親御さんたちの交流
お水遊びを楽しんだ後は、室内でクールダウン。
先生による絵本の読み聞かせにお子さんは夢中。その横で、この場で初対面の親御さんたちがお喋りをする様子も見られました。同じ世代の子どもを持つ親同士、会話も弾むようです。
「普段、昼間はおうちで赤ちゃんと2人きりという生活をしてるという方たちが、ここに集まり会話をすることで、息抜きになったり、リラックスできたりしているようです。こども園には、助産師の資格を持つスタッフもいるので、子育て中の悩みも一人で抱え込まず、ここで相談・共有してもらえる場として活用してもらえたらと思っています」(園長)
コロナ禍で開催がストップしていた集まりですが、最近は毎月必ず開催できるように。地域でも知らないという方も多いと思うので、ぜひこういう場所があるということを知って、赤ちゃんやお子さんと一緒に参加してもらえるとうれしいです。
入園希望の方の見学としても大歓迎!
遊びの集まり後は、みなさんで園内の見学ツアー。こども園の入園を視野に入れている親御さん方にとっては、園の様子を見る機会にもなります。たいとうこども園は、園舎がとても広いので、見応えも十分です。
今回参加した親御さんたちに、感想を聞いてみました。
「台東区のホームページの「わくわくカレンダー」で、このイベントを知りました。いつもは、家で子どもと2人で遊ぶことが多いので、子どももお友達と遊べて、私も大人と会話ができてよかったなと思います」(1歳のお子さんのお母さん)
「上の子のときにも1度来たことがあったのですが、年が離れていて、今回は2歳の娘と初めて参加しました。来年幼稚園の入園を控えていて、ここが第一希望なので園の様子を見てみたいと思ったんです。来てみたら、すごく楽しそうに遊んでいました。ここの園は、食事がおいしそうなので、好き嫌いが多い娘もいろいろ食べられるようになるんじゃないかなと思っています。毎月開催されているそうなので、また参加したいと思います」(2歳のお子さんのお母さん)
園長の想い
同じ地域で子育てをしていても、お子さんを保育園に通わせるご家庭と幼稚園に通わせるご家庭が交わる機会って意外とないんです。こども園というのは、その地域の中で保育園と幼稚園に通わせている保護者が唯一交わる場所といえるので、たいとうこども園を中心に、顔見知りができたり、同じ年の子を持つ親同士仲良くなったりするきっかけを作れたら良いなと思い、定期的にこういった行事をおこなっています。
今日は近くの児童発達支援施設からも、そこに通所しているお子さんが遊びにきています。同じ地域に生まれた同じ世代の子どもたちなので、安全な園庭があって衛生的な砂遊びができる環境を活用して遊んでほしいんです。
昔よく見られた、同居するおばあちゃんや気さくな町内のおじちゃんなどに子育て相談をする環境も現代は少なくなりました。お子さんを育てるお父さんお母さんが、この園をきっかけに同じ世代の子を持つお父さんお母さんや園職員とコミュニケーションをとり、情報共有ができることで気づきを得たり、毎日のリフレッシュにつながったりしてくれればと思っています。
たいとうこども園を拠点に、地域の人たちが寄り添える場所というか、安心できる場所を提供したいという想いがあります。
各園での子育て支援の開催は、ホームページにてご確認いただけます。
ぜひ、お近くの園のイベントに参加してみてくださいね。